STYLE OF ME | シャツを着る理由
Style of meスタイルを作るもの
トラッドやヴィンテージのように
長く手元に置きたいタイムレスなものは
スタイルのベースを作っていく。
自分らしいベーシックをテーマに
素材や技術にひとクセを込めた
プロダクトを厳選してご紹介します。
#11
Meaning of wearing
a
shirt.
「私たちがシャツを着る理由」
新年度が始まり、花が咲いて新芽が出る。私たちにとって春は始まりを思わせる季節。いつもこの時期になると背筋がすっと伸びるようなシャツを着たくなります。ブランドにとってもコンセプトである「トラッド」を表現し、着こなしを引き締める欠かせない存在。
新しいシーズンの始めには「今回はどんな生地やサイズ、柄でシャツを作ろう」と考えます。色々と目移りしても最後には戻ってくるような、スタイルの軸としている大切なもの。本日は今シーズンの新作を3つご紹介します。
春の始まりにご用意したのは製品染めでオリジナルの春色をつけたリネンのシャツ。ウールに慣れた目には新鮮で、目から「春が来た」と感じられるテキスタイル。
通気性と保温性に適した素材なので、まだ寒さの残る時期にはウールやベストを重ねて、夏には羽織って日除けとしてと、シーズンレスでお使いいただけます。
春らしいピンクのシャツはグレーのカーディガンなら上品に、メンズライクなスタイルでもレディな雰囲気が残る着こなしによって雰囲気が変わる色。
厚みがあってくったりとしたリネンは着心地抜群。フロントには軽やかな筆記体の刺繍を同色で入れたさりげないデザイン。
高めのスタンドネックがクラシカルなシャツは、1910-1920年代のヴィンテージシャツのディテールを参考に、今の気分で綺麗に着られるオーバーサイズに再構築したもの。
第1ボタンには小さなメタルボタンをつけたり細部までデザインを追求した1枚。
3本ステッチや長めのカフスなどトラッドでクラシカルなディテールを盛り込み、シンプルなスタンドシャツとは差が出るデザインに。
爽やかなサックスとグリーンの2色展開で、白やベージュなど春らしいベーシックカラーのボトムに合わせても華やかな印象になります。
春になると羽織としても使うシャツのスタイル。ぱっと羽織ってもさりげなく主張するのは、衿裏と前立て裏を別生地の無地にした1枚。
シャツにしては大きめなボタンをポイントに、ハリのある生地なのでパリッとしたクリーンな着こなしに仕上がります。
高いスタンドネックですが衿の上部にボタンをつけず、閉じて着た時にも圧迫感がないライトな着心地もこだわったポイント。
生地違いのストライプはコントラストを効かせた太めのロンドンストライプ。綿セルロースのソフトな風合いです。